FatShark Dominator HDO2とは
FPVドローン用のゴーグルで、とりあえずこれを買っておけば良いという定番品です。
それを使うためのTipsを紹介します。
電源の供給方法
HDO2は7-13Vの入力電圧が必要です。
HDO2付属のバッテリーケースを使う
HDO2に付属のバッテリーケースを使う場合は、保護回路が付いていない18650リチウムイオン電池が2つ必要です。俗に言う生セルです。
私は3200mAh(LG製)を使っています。
ネット通販で5000mAhなどの大容量で安く売っているものは偽物なので要注意です。
3600mAhを超える大容量なのに値段が安かったら怪しいと思って良いかと思います。
モバイルバッテリーと電圧ステップアップケーブルを使う
モバイルバッテリーにはリチウムイオン電池が使われていて、定格電圧は1セルで3.7Vです。
モバイルバッテリーの中身が1セルや2セルの並列なら定格電圧はそのまま3.7Vになるので、それをUSBの定格電圧となる5Vまで昇圧している回路が組み込まれているのが一般的です。
2セル直列のモバイルバッテリーであれば、定格電圧は7.4Vになるので5Vまで降圧しています。
HDO2の動作電圧は7-13Vなので、そこからさらに昇圧が必要です。
電圧ステップアップケーブル(Qutaway 5v-9v USBブースターモジュール)を使えば、USBプラグをDCプラグにし、さらに電圧を5Vから9Vまで昇圧する事でHDO2を動かせるようになります。
ただし、モバイルバッテリーに記載されている容量のmAhは3.7V出力時の容量であり、モバイルバッテリー内で行っている3.7Vから5Vへの昇圧に加え、電圧ステップアップケーブルでさらに5Vから9Vへ昇圧をするためそれぞれでロスが発生します。
そのため、モバイルバッテリーの公称容量の半分程度の容量しか使えないと思ったほうが良いです。
2s~3sのリポバッテリーと変換ケーブルを使う
2sのリポバッテリーなら定格7.4V、3sでも11.1Vなので動かせます。Cレートの高い高性能なものでなくて良いです。
HDO2側がDCジャックのため、リポバッテリーを接続するために、DC5525(外径5.5mm内径2.5mm)に変換するケーブルは必要です。
録画について
HDO2のゴーグルにMicroSDカード(SDHCなので最大32GBまで)を挿して録画できますが、ビットレート6Mbps(1秒で0.25MB、1分で15MBの動画)のMotion JPEGの30 fpsになります。
Motion JPEGは圧縮率が悪いフォーマットのため、MicroSDカードの容量を圧迫してしまうのと、30 fpsでは滑らかさの足りない動画となってしまいます。
60 fpsで録画したいなら、ImmersionRC PowerPlay(DBR機能付きゴーグル用バッテリー)を使えば可能です。
H.264の60 fpsで録画が可能になり、これが電源供給のためのバッテリーとしても機能します。
ジャンパピンで自動電源Onを解除する
HDO2の出荷時構成では、電源が供給されると自動的にゴーグルの電源がOnになるレガシーモードとなっている。
ジャンパピンを切り替えることでボタンモードに変更出来る。
ボタンモードにすれば、電源が供給された状態でボタンを長押しする事で電源On/Offが出来るようになるので、ボタンモードにする事をお勧めします。
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