QNAP TS-464を導入

2022年7月31日日曜日

NAS

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QNAP TS-464を導入

目的

撮影した動画や写真の保管場所として、容量を気にしないで済むようにしたくて、NASを導入する事にした。

NASの選定

QNAP以外にも、Synology、ASUSTORとNASメーカーとしては、台湾勢が強い。
その中では、QNAPはシェアも1番で情報が多い。
検討した結果、QNAP TS-464に決めた。

QNAP TS-464に決めた理由は、2022年5月18日と新しく発売されたばかりであり、NAS筐体のCPUがIntel Celeron N5105/N5095と、CPUも新しく性能的に優れたモデルで、NAS用途で利用するCPUとしては必要十分だったため。
また、ドライブベイが4ベイと自分の用途としてちょうど良いサイズであり、2.5GbE対応や、M.2 Slotが2枚挿さり、Qtierという階層化ストレージ構成もOKという私の必要としているものが揃っていた事が決め手となった。

QNAP TS-464のハードウェア

コンポーネント スペック
CPU Intel Celeron N5105/N5095 4-core/4-thread processor, burst up to 2.9 GHz
初期メモリ容量 1枚
SO-DIMM DDR4-2666 4 GB
最大メモリ容量 2枚
SO-DIMM DDR4 8GB = 16 GB
フラッシュメモリ 4 GB
ドライブベイ 4本
3.5インチ SATA 6Gb/s HDD
or
2.5インチ SATA 6Gb/s HDD
or
2.5インチ SATA 6Gb/s SSD
M.2スロット 2本
M.2 2280 PCIe Gen 3 x 1レーン

CPUについては、N5105とN5095で選択は出来ません。
なお、私が購入したTS-464はN5105でした。

どちらのCPUも性能は十分であり、体感出来る差はないので、あまり気にしなくて良いと思います。

CPUスペック N5105 N5095
アーキテクチャ Jasper Lake Jasper Lake
プロセス 10 nm 10nm
コア 4 4
スレッド 4 4
ベース周波数 2 GHz 2 GHz
1Core最大周波数 2.9 GHz 2.9 GHz
4Core最大周波数 2.6 GHz 2.5 GHz
L2キャッシュ 1.5 MB 1.5 MB
L3キャッシュ 4 MB 4 MB
コアの最大温度 105 ℃ 105 ℃
64ビットサポート 有り 有り
ソケット FCBGA133 FCBGA133
TDP 10 Watt 15 Watt
仮想化 VT-x、VT-d、EPT VT-x、VT-d、EPT
RAMの種類 DDR4 DDR4
最大メモリ容量 16 GB 16 GB
最大メモリ動作周波数 2933 MHz 2933 MHz
最大メモリチャネル 2 2
GPU Intel UHD Graphics Intel UHD Graphics
GPU実行ユニット数 24 16
GPUベース周波数 450 MHz 450 MHz
GPU最大周波数 800 MHz 750 MHz
Cinebench R23 (Single-Core) 619 619
Cinebench R23 (Multi-Core) 2097 2227

メモリの増設

TS-464は、出荷時の初期搭載メモリ構成は4GBのメモリが1枚載っています。
出荷時期によっても異なると思いますが、2022年7月12日に購入したTS-464の出荷時の初期搭載メモリは「ADATA DDR4-2666 CL19 SO-DIMM 4GB 1.2V (AD4S2666J4G19-BSSZ) x 1」でした。

メモリ4GBでは、少し心もとないと思ったのと、1枚構成だとシングルチャネルで動作するため、メモリ帯域稼ぎのためにもデュアルチャネルにしたく、「8GB x 2枚 = 16GB」という構成にしました。
使用したメモリは、「Crucial DDR4-3200 CL22 SO-DIMM 8GB 1.2V (CT2K8G4SFRA32A) x 2」になり、QNAP TS-464で正常認識して稼働に問題は出ていません。

HDD搭載

QNAP製品は互換性を確認する事が出来ます。
https://www.qnap.com/ja-jp/compatibility/

例えば、TS-464の3.5インチ HDDの互換性確認であれば、こちらで確認可能です。
https://www.qnap.com/ja-jp/compatibility/?model=636&category=1

そして、互換性リストにも載っているSeagate IronWolf Pro 3.5インチ 7200rpm 6TB HDD(CMR) ST6000NE000を4本搭載する事にしました。

SSD搭載

Amazonの在庫がなかったため、初期導入時は導入しない事としましたが、Qtier用に書き込み耐性の高いWD Red SN700 M.2 2280を増設予定です。

導入手順

  1. Qfinder Proをダウンロードし、インストールする。
    https://www.qnap.com/ja-jp/utilities/essentials

  2. インストールしたQfinder Proを起動すると、リージョンの選択が出てきて「グローバル」と「中国」が選択できるので、グローバルを選択してOKをクリックします。

  3. いつものWindows Defenderファイヤーウォールのポップアップ画面が出てくるので、許可します。
    私の自宅LANは、Windows上でパブリックネットワークを割り当てているので、パブリックネットワーク側にチェックが付いている事を確認し、「アクセスを許可する」をクリックします。

  4. スマートインストールガイドの案内が出るので、「はい」を選択します。

  5. QNAP保証サービスで延長保証を受けたい場合の手続きの案内は、延長しない場合はそのまま閉じて問題ありません。

  6. スマートインストレーションの開始をクリックします。

  7. 大切なデータを守るためには、最新の安定版を使う事が大事です。
    「更新の確認」をクリックすると、最新バージョンが表示されるので、最新バージョンを選択して更新ボタンをクリックします。

  8. 最新バージョンのQTSにアップデートされ、自動的に再起動が開始されます。

  9. 左上のバージョン情報が最新バージョンに変更された事を確認し、スマートインストレーションの開始をクリックします。

  10. 「次へ」をクリックします。

  11. NASの名前、管理者ユーザ名とパスワードを入力します。
    NASの名前は14文字以内で、アルファベット(a-z、A-Z)、数字(0-9)、ダッシュ記号(-)のみ入力可能です。

  12. タイムゾーンはTokyo、NTPサーバはデフォルトのpool.ntp.orgからntp.jst.mfeed.ad.jpに変更しました。
    NTPサーバを入力後、「テスト」をクリックする事で、入力したNTPサーバの接続性を確認する事が出来ます。接続できると、「成功」と表示されます。
    入力とテストが完了したら、「次へ」をクリックします。

  13. 私の自宅LAN環境は、クライアント端末以外は、MACアドレスでIPアドレスを固定しているので、DHCPのまま次へをクリックします。

  14. 入力した内容を確認し、「適用」をクリックします。

  15. 「初期化」を選択します。

  16. 「NAS管理に移動」をクリックします

  17. HTTPSで接続するため、「セキュリティ保護されたログイン」を有効にします。
    「HTTPSセキュア接続でログインしますか?」とポップアップメッセージが出るので、「OK」を選択します。

  18. スマートインストレーションで作成した管理者ユーザ名とパスワードを入力し、ログインします。

  19. データとプライバシーに関する承諾画面が出るので「続行」をクリックする。

  20. ダッシュボードが表示されます。

  21. QTSベータプログラム、実際にベータ版のQTSを導入するかはさておき検討対象にはしたいので、「私は以上の条件を読んだ上で同意します。」にチェックを入れて、「はい、サインアップします」をクリックします。
    ベータ版を今すぐ導入する予定はないので、ファームウェ更新画面では「更新」ではなく「閉じる」を選択します。

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